メンタル本

【レビュー】壮絶な精神病の体験記「死にたいままで生きています」

 

 

うつ病を治してくれる本というのは沢山あります。

 

「メンタルを強くする本」

「心がスッと楽になる本」

「他人の目を気にしなくなる方法」

 

などうつ病の人向けの本は沢山あります。そういった本は確かに良いです。私も自己啓発本を読み始めた頃は効果がが絶大で、読んだ後は自分は今日から変われる!と思い本に書いてある内容を試したくてワクワクしました。

 

しかし実際うつが治ったと聞かれるといいえと答えます。実際私は治ってないですもん!昔よりかはマシになりましたけど、今でもうつの感情が抜けません。

 

 

今回紹介したい本のタイトルは「死にたいままで生きています」と言う内容の本。この本はうつ病の人にぜひ読んで欲しい本です。では紹介していきます。

 

どんな本?

 

この本はある女性の人が経験した精神病になった時の体験談です。

 

幼い頃に父親の酷い仕打ち、遊園地に置き去りにあったり理不尽な事で叱られる。そういった父親との関係で精神的に病み、女性は家出します。

 

家出してやった事はどこでも良いから働く事。時には風俗で働いた事もあります。

 

歳を重ねる度に精神的に不安定な部分が続き、リストカット、彼氏への暴力、暴言。テレビでみる精神病の人の症状と似ています。病院で検査をすると強迫性障害と言う病名がみつかり、懸命に治すことを彼女は約束します。

 

強迫性障害を持った女性が今までどうやって生きていたのか?どうやって病気と向き合ったのか?などが全て書いてある本です。

 

 

周りの助けがどれだけ重要か分かる本

 

この本の女性は精神病ですが、現在も生きています。しかし女性はいつ死んでもおかしくない様な状態で過ごしていました。

 

その時心の安定剤になったのは女性が付き合っている彼氏です。

 

まず私はこの本で一番凄いのは彼氏だと思っています。彼氏は女性をとことん愛していて、暴力をふるっても、暴言を吐かれても何1つ動揺する事なく落ち着いて対処しています。

 

 

普通の男性なら女性の精神不安定な状態をみると恐怖を感じます。まるで犯罪者にでもあっている様な恐怖を感じ、そのまま連絡をする事はないでしょう。

 

しかし彼氏は全く違いました。いつでも女性と真っすぐ向きあい、時には助け、時には一緒に手をとりあって歩き出す。彼氏は女性を事を本当に心の底から愛していると言う事が伝わります。

 

ここまで一人の女性を愛せる男性は100人に1人くらいの確率でしょう。彼氏の存在が精神に病気を持った女性を心を救い、命を自ら落とすことなく生きられたと言う事がこの本で伝わります。

 

 

またこの本には自殺をしようとした女性を見知らぬ人が声をかけて助けてくれるという事がかいてあります。本当は全てを終わらせたかった女性ですが、偶然通りかかった人に声をかけてもらい、事情を全て話してそのまま帰宅。

 

 

自殺未遂をしようとした人に声をかける勇気も凄いですが、キチンと話を聞くと言う事も凄いです。見知らぬ人にそこまで出来るその人の人間としての器の広さを感じることが出来ます。

 

彼氏と見知らぬ一般人のお陰でこの女性は自殺する事なく今を生きています。恐らく女性に彼氏もいなくて自殺しようとしたときに、見知らぬ人が来なかったら恐らくこの本も出る事は無かったでしょう。

 

人の助けがあるかないだけで、自殺しなくてもよくなる。そんなシンプルで大切な事をこの本で教えられました。

 

 

 

この本で学べる事

 

この本では今現在うつ病など精神病にかかっている人が、「うつ病ということを誰かに打ち明ける大切さ」を学ぶことが出来ます。

 

 

うつ病の人は他人に打ち明ける事、他人に頼る事をほとんどしません。うつ病になって自殺する人は全て自分で抱え込んで追い詰められた人が多いです。

 

 

「死にたいままで生きています」を読めばどれだけ人に頼り、助けを呼ぶことが大事なのかよく分かります。この本では彼氏や母親が助けてくれますが、そう言った人たちではなく友人などに話しても良いです。

 

とにかく頼る事が大事だとこの本で教えてくれます。

 

 

この本を読んで欲しい人

 

この本は現在、うつ病などに悩んでいる人に絶対読んで欲しいです。

 

うつ病になり、いつも死にたいと思っている人、精神的に安定しない人は「死にたいままで生きています」を読むと生きる勇気が貰えます。

 

世の中にはこうやって心の病気を乗り越えた人がいるんだ!悩んでいるのは自分だけじゃないと思う事が出来る良書でした。

 

 

死にたいままで生きています。

死にたいままで生きています。

  • 作者:咲 セリ
  • 出版社:ポプラ社
  • 発売日: 2015-05-11