ニュースに意見

カヌーの鈴木選手と同じ心理状態だったら私も同じことをするかもしれない

 

 

少し話題が古いが、カヌーの鈴木選手は他の選手に薬物入りのスポーツドリンクを飲ませる事件があった。

 

私も前の記事で鈴木選手の心理状態などを書いたが今回は別の事を書いていきたいと思う。

 

鈴木選手があのような行動に出たのは自分がもっと活躍しないといけないという焦りと、記録が伸びている若い選手の嫉妬と思って良いだろう。

 

スポーツ選手はサラリーマンと違い、好成績を残さないとお金が貰えない非常に過酷な職業と言える。しかし好成績を収めるとスポーツによっては億を超える大金と、日本中が尊敬のまなざしでみてくる名声が手に入る。

 

なので、皆どれだけ好成績を残せるかとんでもない量の努力をしているのだろう。

 

しかし、スポーツ選手と言うのは選手の寿命というのが存在する。簡単に言うと歳をとるということだ。

 

人間の体は20歳をすぎると後は体の能力が低下していき、衰えることしか出来なくなる。30歳の選手と20歳の選手では体の動きがまるで違う、サッカーのゴールキーパーや野球の抑え投手など体の衰えがあっても今までの練習の蓄えと経験でなんとなる場合もあるけど、カヌーは完全に個人戦。チームで補い合うサッカーや野球と違い、体の衰えがもろにでる競技だ。

 

なので鈴木選手も追い詰められた。年齢と言う練習ではどうしようもない壁をクリアする事はまず不可能だったのだろう。

 

しかし、鈴木選手は他に出来ることがなかったのだろうか?

 

 

カヌー教室と言う手はなかったのか?

 

スポーツ選手が引退後にする一番有名な道は指導者になることだ。

 

カヌーの専属コーチ、カヌー教室、トレーニングの方法などカヌーで好成績を収めたい人たちなら色々な事を知りたいであろう。

 

もちろんカヌーの場合は先に同じような指導者が沢山いるので新規参入が出来ない事もあるが、それでもカヌー選手の引退後は指導者になると言う手も沢山残されていたはずだ。

 

自分でカヌー教室を開くお金がないなら、指導者を募集してそうな所に雇ってもらうようにお願いする。最近ではネットを上手く使えばカヌーを指導して欲しい人は沢山みつかるだろう。Twitter、Facebookなどを上手く使えばカヌーを使ったお金稼ぎは沢山できるはずだ。

 

 

解説者という道はなかったのか?

 

スポーツ選手のもう一つの道で解説者と言う手段もあります。あれもイベントやテレビ中継などに呼ばれればソコソコのお金がもらえる。

 

カヌーは少しマイナーなスポーツなので解説者だけでは食べていく事は難しいかもしれないが、解説者として有名になれば地方のテレビにもカヌー関連のお仕事が貰えるはずだ。

 

こちらの道もカヌーの指導者になるのと同じくらい既に席が埋まっている事は確かなので難しいかもしれないが、それでも心に余裕さえあれば薬物混入と言う事件を起こさずに済んだかもしれない。

 

普通に就職するという手はなかったのか?

 

カヌーとは全く違う会社に就職する事は出来なかったのか?

 

プロスポーツ選手の引退後はたまにテレビで観る「野球選手の引退後」をやる番組でみるが、あれをみていると普通に就職している人もいる。

 

先ほど「プロ野球 引退後」という検索をかけたら「木佐貫洋」さんという選手を特集しているテレビ番組をみつけた。このブログに貼ると著作権やらがうるさいので貼らないが、テレビ番組の内容は彼が野球選手を引退後に焼き肉屋で働いている姿が映っていた。

 

彼は野球選手としてかなり活躍していた選手だったが、やはり歳には勝てずに引退、いまの鈴木選手と同じような状態だ。テレビに映っていたのはかつて栄光を掴んだ野球選手の面影はなく、普通のおじさんの格好だった。

 

かつての活躍を知っている人からすれば、何ともなせけない姿に映るだろうけど、彼だって普通の人間だ。しかも35歳で再就職というとんでもない所から再スタートしているので、むしろ彼の姿はプライドを全部捨ててどんな方法を使っても生きるという強い意志を感じる。私からすれば非常にかっこよく映ってしまう。

 

日本でトップラスに人気のある野球選手でも解説者や指導者になれない人がいるから、マイナーなカヌーではもっと難しいのだろう。先ほどは指導者になればと簡単に言ったが、やはり現実はそう甘くないようだ。

 

だけど、時にはプライドをすべて捨てる事も非常に重要なのだと感じ事がある。鈴木選手はプライドをカヌーを捨てきれなかったなだろう。

 

私ならどうなっていたか?

 

ちなみに鈴木選手と同じ立場に私がたったらどうなるかを考えてみた。

 

色々考えた結果私も鈴木選手と同じことをするかもしれない。私はメンタルが弱い人間で、怒られるとすぐパニックになったり1週間落ち込んだりする人間だ。

 

その為鈴木選手とおなじ立場にいると周りの事が何もみえなくなる事が考えられるだろう。カヌーでいくら練習しても成績が上がらない。しかも自分にはカヌーしかないと考えてしまい視野がドンドン狭くなっていく。

 

しかも私の場合は普通に就職するなんて今から出来るはずがないと考える。鈴木選手はもう30歳をすぎている。これが私だったら普通に就職するなんて考えられないだろう。

 

そして生き残るために最終的に最悪の手段をとることになる。

 

もしかして鈴木選手も非常にメンタルが弱い人間だったのだろうか?非常に臆病で周りの事が考えられなくなるくらい焦っていたのか?

 

そう考えたら私は変な気持ちになりそうだ。考えた結果私も鈴木選手と同じ行動をとると思った瞬間、やった事は最低と言う気持ちと自分も同じことをするかもしれないと言う、微妙な親近感の間に私ははさまれている。

 

こんな微妙な気持ちで記事を書く事になるとは思わなかった。